肝付町、5年越の「宇宙大豆プロジェクト」
ニュースになってた。なつかしの映像もあってびっくり。関係者は、動画みてみてください
内之浦宇宙空間観測所がある肝付町内之浦の小学校で、児童たちが「宇宙にまつわるミッション」を5年かけて達成しました。
肝付町内之浦にある岸良小学校。10人の全校児童は、きょうだいのように育っています。そんな岸良小学校が5年前から取り組んでいるのが「宇宙大豆プロジェクト」。宇宙空間に滞在した大豆の種を地球上で栽培するとどのような変化がみられるかを調べ、宇宙大豆の子孫を私たちがおなかいっぱい食べられる量にまで増やすのがミッションです。
使われたのは内之浦産の大豆10粒。2011年2月にアメリカのケネディ宇宙センターからスペースシャトルで打ち上げられ、国際宇宙ステーションに約2週間滞在したあと地球に帰ってきました。内之浦に戻った宇宙大豆。翌2012年は10粒約3.4gが148gに増え、栽培は順調かと思えましたが…去年の収穫はわずか640gでした。
この辺の経過は社内で回ってくる噂をうっすらと聞いてました。
地域の人も手伝って土壌改良を行った結果ことしは32kg収穫でき、やっと宇宙大豆が食べられるようになりました。児童たちが作ったのは、豆腐、おからドーナツ、きな粉です。大豆を原料にさまざまな食べ物を作り出せるということを学びながら、地元の主婦たちと一緒に楽しく調理しました。夢が叶いました! 児童の一人は「とろける宇宙の味がする」と話しました。今後の栽培がうまくいけば、肝付町の特産品として加工品を売り出すことも検討中だということです。