イベント企画前にチェックしたい「人を呼ぶ法則」のポイント
イベント企画がバリバリ進行中な社内にシェアするために
メモを作ったのですが、せっかくなのでブログにしておこうと思いシェアします。
プロデュース10段階は、順になぞっていけば間違いないスタートが切れるように思います。
外してはいけないイベントの本質5つ。
1.臨時的であること
だから大胆な冒険ができる
ただの一回のために最適のものをつくる
2.非日常性
だから興奮を呼び、通常の採算性を超えられる
人は何のために苦労と費用をかけて行動するのか。それは非日常性を求めるからである。非日常性ゆえに人は集まり、通常の採算性を超えた費用(対価)が支払われるのである
3.多人数対象 まずは人を集める
イベントは多人数を対象とする。人と人との触れ合う熱気が生じ、期待値が高まり、群衆ならではの心理効果が生まれる。イベントを意図し、企画し、計画する人々は、常に多人数の存在を意識し期待すべきである。多人数の存在こそがイベントを盛り上げ効果的にするのだ。
4.心理的肉体的刺激 イベントは単なる陳列や解説ではない
視・聴・嗅・味・触の五感すべてに訴え、全体的として心理的な刺激を与えることを謀らなければならない。このため、イベントを企てる者は、それが実現した際の視覚、聴覚、嗅覚、味覚、
触覚に与える刺激を予測し、その結果として最大の心理的効果を最小の費用で確実に実現することを考えるべきだ。
5.情報伝達 情報は大抵正確に伝わらない
ここで大事なのは、真実よりも印象であり、参加者が持ち帰り、次に伝えるひと言である。イベントでは参加した人々が次に伝える情報の波及効果こそが大切である。五感に刺激を受けた人々はそれぞれを正確に感じるわけではなく、全体として「ひと言(印象)」にまとめる。このひと言こそイベントの効果を決定するのである。イベントを企てるものは、はじめからこの「ひと言」を想定して「企て(コンセプト)を造り、「謀(ストーリー)」を練らねばならない。
観光の魅力
歴史ーー歴史上の有名事件の現場や歴史的建造物
フィクションーー小説や演劇、歌謡で有名になった名所や名物
リズム&テイストーー音楽が楽しく、食事が美味しい
ガール&ギャンブルーー姉ちゃんがきれいで、スリルに富んでいる
ショッピングーー名物名品があり、賑わいに富んだ街並みがある
サイトシーイングーー風光明媚で奇勝絶景に恵まれている
このうち3つを選んで開発宣伝せよ。
沖縄の観光開発はアトラクティブの開発に沿って行われた。
プロデュースの10段階
意志の確立=理念の設定
コンセプトの明確化
ストーリー・メイキング
シンボルの設定
基本構想(プラン、スケジュール、主体とお金の仕組み)
基本設計(空間計画、運営構想、予算設定)
問題点の究明と相互関係の確認
実施計画
総点検
実施設計、実施スケジュール、資金計画の確認
1.意志の確立
何の目的で、どんな類のことを、どの程度の規模でするかーーそれを設定し、周知させる
2.コンセプトの明確化
どんな事業をするのか、およその形を定める。事業の形状(施設)と、実行の仕組み(組織)と収入の規模と方法(予算)の3つが含まれる。この3本柱が揃わなければ「コンセプトが明確になった」とは言えない。題名はキャッチーでよいが、コンセプトは正味でなければならない。
3.ストーリー・メイキング
出来上がるの姿を描き、目標を示す。ストーリーには横軸の空間的なイメージと縦軸の時間的イメージがある。この両方が矛盾なくかみ合い、当初の理念を実現していなければならない
4.シンボルの設定
コンセプトとストーリーを全関係者に浸透させるにはシンボル的表現が必要である。
日本万国博では330万平米の会場(の広さ)、午前9時から午後10時の営業時間的(長い!!)、3000万人以上の入場者予測と映画の2倍の入場料(儲かる!)がこれに当たる。
凄さを知らしめた。
5.基本構想(プラン、スケジュール、主体とお金の仕組み)
具体性のある図面やスケジュール表、主催の組織と数字のつまった予算書などの仕組みをつくる。
6.基本設計(空間計画、運営構想、予算設定)
空間計画では設置する施設や道具の種類、 規模、配置を明示した「レイアウト」図面をつくる。
運営構想では運営員の種類と員数と組織図を示す
予算設定では「入るを計って、出ずるを制する」ことが重要である。どいつもこいつも意欲的な善意と我こそはの自意識で予算を上回る設計をするから、この監視が難しい。
7.問題点の究明と相互関係の確認
6.の3つの計画が理念から逸れていないか厳しく追求する。
3計画が相互に適合しているか
予算投入対象に観客誘致効果があるか
8.実施計画
施設計画、運営構想、事務統括の各担当者を定めて、実施計画を作成する。
技術的実現性、運営上の安全性、財政との整合性を見直す。
9.総点検
施工者や運営者を含めた確認。実現時のシミュレーションを行う
欠落や遅延の発見、先行部分の問題点の発見も重要である
10.実施設計、実施スケジュール、資金計画の確認
建設の発注や、運営用員の採用訓練計画に入る
総合プロデュースでは一部門が遅れることも先走ることもよろしくない。
特定分野の独走は、他に難題を放り投げていることでもある。
目的を設定するのが一番難しい
大抵のイベントは文化の宣伝と町興しが目的。
その実
施設の整備
主催首長の売名、人気取り
関係者の利権利益、広告代理店や企画コンサルタント
県市職員の権限拡大
だったりする。
地域振興ならば他県から呼ばねばならない。身内の住民だけなら「仲間内の花見酒」
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プロデュース10段階は、順になぞっていけば間違いないスタートが切れるように思います。
外してはいけないイベントの本質5つ。
1.臨時的であること
だから大胆な冒険ができる
ただの一回のために最適のものをつくる
2.非日常性
だから興奮を呼び、通常の採算性を超えられる
人は何のために苦労と費用をかけて行動するのか。それは非日常性を求めるからである。非日常性ゆえに人は集まり、通常の採算性を超えた費用(対価)が支払われるのである
3.多人数対象 まずは人を集める
イベントは多人数を対象とする。人と人との触れ合う熱気が生じ、期待値が高まり、群衆ならではの心理効果が生まれる。イベントを意図し、企画し、計画する人々は、常に多人数の存在を意識し期待すべきである。多人数の存在こそがイベントを盛り上げ効果的にするのだ。
4.心理的肉体的刺激 イベントは単なる陳列や解説ではない
視・聴・嗅・味・触の五感すべてに訴え、全体的として心理的な刺激を与えることを謀らなければならない。このため、イベントを企てる者は、それが実現した際の視覚、聴覚、嗅覚、味覚、
触覚に与える刺激を予測し、その結果として最大の心理的効果を最小の費用で確実に実現することを考えるべきだ。
5.情報伝達 情報は大抵正確に伝わらない
ここで大事なのは、真実よりも印象であり、参加者が持ち帰り、次に伝えるひと言である。イベントでは参加した人々が次に伝える情報の波及効果こそが大切である。五感に刺激を受けた人々はそれぞれを正確に感じるわけではなく、全体として「ひと言(印象)」にまとめる。このひと言こそイベントの効果を決定するのである。イベントを企てるものは、はじめからこの「ひと言」を想定して「企て(コンセプト)を造り、「謀(ストーリー)」を練らねばならない。
観光の魅力
歴史ーー歴史上の有名事件の現場や歴史的建造物
フィクションーー小説や演劇、歌謡で有名になった名所や名物
リズム&テイストーー音楽が楽しく、食事が美味しい
ガール&ギャンブルーー姉ちゃんがきれいで、スリルに富んでいる
ショッピングーー名物名品があり、賑わいに富んだ街並みがある
サイトシーイングーー風光明媚で奇勝絶景に恵まれている
このうち3つを選んで開発宣伝せよ。
沖縄の観光開発はアトラクティブの開発に沿って行われた。
プロデュースの10段階
意志の確立=理念の設定
コンセプトの明確化
ストーリー・メイキング
シンボルの設定
基本構想(プラン、スケジュール、主体とお金の仕組み)
基本設計(空間計画、運営構想、予算設定)
問題点の究明と相互関係の確認
実施計画
総点検
実施設計、実施スケジュール、資金計画の確認
1.意志の確立
何の目的で、どんな類のことを、どの程度の規模でするかーーそれを設定し、周知させる
2.コンセプトの明確化
どんな事業をするのか、およその形を定める。事業の形状(施設)と、実行の仕組み(組織)と収入の規模と方法(予算)の3つが含まれる。この3本柱が揃わなければ「コンセプトが明確になった」とは言えない。題名はキャッチーでよいが、コンセプトは正味でなければならない。
3.ストーリー・メイキング
出来上がるの姿を描き、目標を示す。ストーリーには横軸の空間的なイメージと縦軸の時間的イメージがある。この両方が矛盾なくかみ合い、当初の理念を実現していなければならない
4.シンボルの設定
コンセプトとストーリーを全関係者に浸透させるにはシンボル的表現が必要である。
日本万国博では330万平米の会場(の広さ)、午前9時から午後10時の営業時間的(長い!!)、3000万人以上の入場者予測と映画の2倍の入場料(儲かる!)がこれに当たる。
凄さを知らしめた。
5.基本構想(プラン、スケジュール、主体とお金の仕組み)
具体性のある図面やスケジュール表、主催の組織と数字のつまった予算書などの仕組みをつくる。
6.基本設計(空間計画、運営構想、予算設定)
空間計画では設置する施設や道具の種類、 規模、配置を明示した「レイアウト」図面をつくる。
運営構想では運営員の種類と員数と組織図を示す
予算設定では「入るを計って、出ずるを制する」ことが重要である。どいつもこいつも意欲的な善意と我こそはの自意識で予算を上回る設計をするから、この監視が難しい。
7.問題点の究明と相互関係の確認
6.の3つの計画が理念から逸れていないか厳しく追求する。
3計画が相互に適合しているか
予算投入対象に観客誘致効果があるか
8.実施計画
施設計画、運営構想、事務統括の各担当者を定めて、実施計画を作成する。
技術的実現性、運営上の安全性、財政との整合性を見直す。
9.総点検
施工者や運営者を含めた確認。実現時のシミュレーションを行う
欠落や遅延の発見、先行部分の問題点の発見も重要である
10.実施設計、実施スケジュール、資金計画の確認
建設の発注や、運営用員の採用訓練計画に入る
総合プロデュースでは一部門が遅れることも先走ることもよろしくない。
特定分野の独走は、他に難題を放り投げていることでもある。
目的を設定するのが一番難しい
大抵のイベントは文化の宣伝と町興しが目的。
その実
施設の整備
主催首長の売名、人気取り
関係者の利権利益、広告代理店や企画コンサルタント
県市職員の権限拡大
だったりする。
地域振興ならば他県から呼ばねばならない。身内の住民だけなら「仲間内の花見酒」