リバネス研究日誌(らぼのーと)

エッジが立ってると評判です

研究者がいいTEDトークをするには?

研究者がいいTEDトークをするには?
ということが気になっているのでTalk映像をみながら考えてみようと思います。

研究者が陥りやすい落とし穴の仮説
  1. ストーリーが無い/わかりにくい。事実の羅列になっていて、関連がわからない
  2. 何が疑問で、何を解き明かそうとしたか不明か難しい
  3. 図がひどく難しい
  4. 前提知識を飛ばして難しいこという
  5. 論理重視しすぎて、理解するのが面倒くさい


内容紹介

脳科学者のジル・ボルト・テイラー
正常な人と統合失調症双極性障害と言われる人の脳の違いを調べていた。
ある朝、自身が脳卒中を発症し、左脳に血栓ができた

病気そして治療の経験を経て、
右脳と左脳のはたらきのちがいを理解した
左脳は過去と未来をつなぐ、直線的な思考。
右脳がもたらすのは、深い内的平安の世界。「いま、ここ」に集中しているという。

ジルは「私たちは左脳的、右脳的な世界を選べる」という。
「もっと右脳的な平安の世界で過ごすようになれば世の中が平和になる」

個人の経験から、「アイデア」を導きだす

強烈で、未見性の高い経験をシェアし、
そこから導き出した「アイデア」(教訓とはちょっと違う)を最後に伝えるスタイル
強烈な経験を話してオシマイにしないところがTED talkのいいところ。

スライドは数枚、凝ったビジュアルではない。
自身に起こったことを熱烈に感情を込めてスピーチしている。
脳卒中になったことを間近に感じられる臨場感のある話し方、
そのときその時の気持ちの変化や行動がビシビシと伝わってくる。

そして後半の部分。
病気を経て感じるようになったことを余韻たっぷりに話す。
天を仰ぐジェスチャーや、祈るように目を閉じるなど
「深い内的平安」ぽさを存分に表現していた。
なんか、スティービー・ワンダーを思い出した。

 一番最後の「アイデア」を伝えるところ。
私たちは選ぶ力がある。2つの脳のどちらかに寄ることもできる
いつ、どちらを選びますか。より多くの時間を右脳的な意識に寄せられば
世界は平和になり、地球は平和な場所になると思う
シンプルな二者択一です。
参加を呼びかける内容であるとこともポイントです。