「これは人類の夢」という理由で推進される研究にお金を出していいのか
野球少年からバンドマン、お笑い芸人など、夢で生きていく職業になぞらえられることの多い「研究者」ですが、研究者が活動するのに必要なお金はどうやって稼ぐのでしょう。
※あらかじめお断りしておきますが、特定の分野を貶めたり、揶揄するものでもないですし、発言主に意図があるものでもありません。
多くの自然科学研究者は科研費というものを申請します。申請にあたって、書類のなかに「本研究の目的」を書く欄があり、そこに「〜〜を達成することは人類の夢である」と書くことがあるらしい。というツイートをみました
天文学では、科研費などの申請書を出す時に、「これを達成するのは人類の夢である」と書くという話を聞いた。他の分野でそれが目的だと落とされるだろうな。
— YK (@aprilone_78) 2015, 12月 3
お前の夢だろ。とツッコまれないようにしないといけないでしょうね。
逆に、「その夢、一緒に叶えよう」と(個人的に)思ったらお金がついて、研究が進めばいいと思うんですよ。それが(世の中的に)お金をつけるべき、という判断は誰がしているんでしょうか。現在は科研費の審査員ですから、似た分野の人ですね。