リバネス研究日誌(らぼのーと)

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サー・ケン・ロビンソンの功績、教育界は反省しました

TED talkのなかでおすすめは?

と聞かれたら「再生回数のいちばん多いのはこれだよ」なんて紹介されることの多い、Sir Ken Robinsonのトーク「学校はクリエイティビティを殺すのか?」がある。


Sir Ken Robinson: Do schools kill creativity? - YouTube

今ある仕事の大半が20年後には無くなるし、いまの子どもの60%は、「今まだ存在しない職業」に従事する事になるとも言われる。

すると、「ないものを創造する」という能力がとても大事になるはずなのに

従来型の教育はクリエイティビティの芽を摘んでいる、そんな感じの指摘がされている。

 

このトークを聞いて、個人的にはとても受け取るものがあった。「個人的にクリエイティビティを伸ばす方法をみにつけるしかない」と思っていた。

それが、教育カリキュラムをつくる人にも届いているのだろうか。

大学のカリキュラムをつくったりする人にも届いているのだろうか。

 

実際に、「失敗してもいいからやってみろよ」というような授業やコースがある大学はどれだけあるんだろう。本来ゼミや卒業研究はそういう場所なんだろう。

研究室を出た博士が、皆が皆クリエイティビティの塊で、既存のルールを飛び出すような人材か?このへんに疑問が持たれている。

 

今日、東大の医療ファーマコビジネスのシンポジウムでシドニー大学の人が語っていた。サー・ケン・ロビンソンのTalkを聞いて、(オーストラリアの)教育界は反省した。

論文数を追い求めるような博士課程を過ごした人材が役に立つか?

やってみろよ、という環境を本当に奨励したか?

この辺を反省して、スタンフォード大学のデザインスクールやSPARKのプログラムを導入したんだ

と。

 

なるほど、サー・ケン・ロビンソンの話は届いているんだな。と。