リバネス研究日誌(らぼのーと)

エッジが立ってると評判です

大学院や就職留年はどうなるの。何かと話題の「留年すると定年が1年早くなるから1000万くらい生涯年収が下がる」について

こんなツイートが話題です。だが留年や進学による1年が1000万円の生涯年収低下とくらべて価値が低いとはとても思えない。

たしかに年功序列制企業で、定年間近だとそれくらいの給与水準かもしれない。インパクトは大きいだろう。

さらに大学院や博士課程に進学していたら、同様に生涯年収を押し下げる動きになる。若いころの1年を削り、定年までの期間が短くなっているからだ。

しかし、少なくとも進学の場合、修士卒や博士卒として初任給が上がった状態でスタートする企業も多い。学卒と修士卒で結局30代〜40代になったときの給与差なんてどれほどだろう。

とはいえポスドクの場合、「定年」や「生涯年収」といったものはイメージしにくくなる。

だが、若いころの1年は、いくらお金を積んでも買えない。もし65歳の人に1000万円だせば20代のころの1年を買えますよ、と言ったら結構買う人いるんじゃないかな。