みんなプレゼンに飽きた
これだけプレゼンに関する資料が整った世の中で、困っている人の総数とか減ったよね。とふと思ったので、調べてみました。
ざっくり傾向を知ろうと思い、Google トレンドを使うことにしました。
Googleトレンドは、特定のキーワードの検索回数を表示してくれるサービスです。
グラフはこんな感じになりました
案の定、減少傾向を示しました。
バズりの影響と、年単位での比較をしてみたくなったので
週平均と分散を求めてから、棒グラフにしてみるとこんな感じになりました
週平均にすると、2004年比で2014年の数値は、半分から3分の1になっています。
近年では2013年に分散が大きくなっています。おそらくNHK「スーパープレゼンテーション」の登場かオリンピック招致プレゼンによるところが大きいのかと思います。バズりが発生していたと思われます。
わかったこと
- 2004年から2015年にかけてほぼ一貫して減少傾向。2011年で底をうってから腹ばい
- なんとなく自分が一番「プレゼン」に興味があった学部4年のころ(2006)と、2015年現在を比べると40%くらい減少した。リバネスのバイオコミュニケーター研修ができた2006年から見れば半減。
- ニュースの見出しになることは多くない。オリンピック招致か、NHKの番組名などで登場。よってニュースによる撹乱は大きくない。もしくはエラーバーの大きさで察せられる。
考えたこと
プレゼンに対する飢餓感はやっぱり減っていた。
当時自分がなぜプレゼンテーションに興味があったかといえば「将来必要で、自分には今のそのスキルが猛烈に足りない」と思っていたからでした。そういう人、けっこういるんではないでしょうか?
学生のとき、ラボでの進捗発表や輪読くらいしかパワーポイントを触る機会もなかったです。
「これだけやっていても話せるようにはならないんじゃないかな」
と思って不安になりました。
どうやって専門外の人と話したりするんだろう?って。
当時の解決方法、どうやってプレゼン能力を磨くか
見本も少なく、実践の場は作らないといけない。よって他流試合に活路を求めました。
僕の場合はインターンシップでした。
実践の場で、プレゼン経験を積めるということで、スキルアップに最適だと思ったからです。
今の大学生くらいはどうしているの?
見本はTEDや、youtubeとか見ればいいんじゃないですか?生のプレゼンを見る機会だってたくさんあるでしょう。
逆に取り残された人たち
プレゼンに対する危機感もなく、教育・実践機会がなかったのは、そういう層のおじさんたちなんじゃないですかね。パワーポイントをワープロだと思っている人も多いし。誰も彼もがプレゼンに困っていた時代とは変わったと思う。
僕が見た・読んで参考になったもの
あこがれを持ったのはやっぱりスティーブ・ジョブズまわり。なんども見た。
また何度も紹介される場面をみた。こんなに「人が薦めている動画」も珍しいくらいだ。
スティーブ・ジョブス スタンフォード大学卒業式辞 日本語字幕版 - YouTube
iPhone を発表するスティーブ・ジョブス(日本語字幕) - YouTube
- 作者: カーマイン・ガロ,外村仁解説,井口耕二
- 出版社/メーカー: 日経BP社
- 発売日: 2010/07/15
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- 購入: 126人 クリック: 3,690回
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この本が出るまでは、外村さんが苦労しながら紹介していた内容がキレイにまとまっている。
あと、鉄板TED talk
Start With Why - Simon Sinek TED talk - YouTube
一歩間違えばダサいネーミングのゴールデン・サークルを布教されているサイモン・シネックさま。でも言ってることは超真っ当。
Jill Bolte Taylor's stroke of insight - YouTube
最も狂気にあふれたTED Talkとしてトラウマに残った。こういうふうに喋りたい人もいるはずだ。ていうか、こうじゃなきゃお話できない人もいるんだろうなあ。思いが強すぎて。
Daniel Kraft: Medicine's future? There's an app ...
医療まわりでも指数的変化が起きているよ〜という話。
実は、サー・ケン・ロビンソンのトークはそんなにお気に入りじゃないので外しました。
写真でっかいプレゼン教の経典なので、TEDぽいプレゼンしたい人は必ず読むこと。
文字でっかいプレゼン教の経典なので、絵心のない人がイケてるプレゼンしたい人は必ず読むこと。
そして、日本人名プレゼンター、杉本まき先生。
[Presentationzen for medicine] PART 1. by Garr ...
あとSlideshareに眠る数々の名作たち
結論
これだけ紹介する資料があれば、そりゃ検索も減るよね
検索しなくても、辿れるんだもん。