ビジコンで上位に食い込むコツ/Tech Planグランプリ審査員コメント
今まで研究をしてきた/趣味を追求してきた/ものづくりをしてきたという人が、陥りがちなポイントがあります。今後、ビジネスプランコンテストに応募しようというときに、次のことを知っておけば自覚的に上位に食い込めるのかと思います。
というのも、昨日はものづくりベンチャー育成事業の、出発点たるイベント「Tech Planグランプリ」を実施しました。そのなかで審査員の浅田さんが言っていたことがとても印象に残りました。
審査員としていろいろ参加することが多く、プレゼンをたくさん見てきましたけど、問題定義と解決策をハッキリ定義できれば上位に食い込める。これはビジネスプランコンテスト全体で定着するようにがんばってほしい
というような趣旨のことを仰っていました。
自分も実感として「あまりに当たり前だが、案外そうなってないプレゼンって多い」と思います。自分が大学院生向けの研修や企画提案時に意識していたこととも重なっており、引き続きこれを定着できるようにししたい所存です。
はじめから出来ている必要はない
はじめから問題定義/解決策のセットが立派である必要はないと考えます。というのもユーザーや顧客と関わる前から、「真の問題」「真の解決策」を捉えられている可能性は低いからです。だから、シリコンバレーのスタートアップらへんにはProblem/Solution fitという言葉があって、
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「この事象の本当の問題はなにか?」
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「本当の問題を解決する方法はなにか?」
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「逆にこのソリューションはいったい何の問題を解決しうるのか?」
こういう考えをしながら、Problem/Solution Fitを探る(=もやもや考える)プロセスが認知されています。この辺は、書籍Runnning Lean等でも紹介されています。
Running Lean ―実践リーンスタートアップ (THE LEAN SERIES)
- 作者: アッシュ・マウリャ,渡辺千賀,エリック・リース,角征典
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